今日を生きる - 本は、買わない。

だからあなたもいきぬいて、の著者、大平光代さん。

その後結婚、赤ちゃんを授かり、今は育児と家事に専念されています。

お子さんはダウン症を持って生まれてきた悠ちゃん。

彼女がいたからこそ、忙しい、充実した仕事からも退き、彼女とともに家族3人で、生きていることを味わいながら日々を送ることができている、この人生は悠ちゃんが持ってきてくれた贈り物だと彼女は言います。

子どもを持って激変する環境には、独身者であったころ持っていた視点からすると、マイナスなことも多いですね。

自分の時間がなくなる。

キャリアの継続への膨大な努力の必要がでてくる。

お金がかかる・・・などなど。

しかし、すごーーーーく俯瞰してみてみると、そんなものたちを束ねて勝負しても、子どもの存在には負けるのです。

経験して初めて言えることですが。

40歳を迎えて再婚、お子さんを授かった大平さんには、既に悠ちゃんを迎え入れる度量がこれまでの人生経験からおありだったのだなと思います。

だからあなたも・・・の後でも、まだ母親との間にわだかまりがあった、自分も生きていて幸せだとはおもっていなかった、とあり、そうなのか。と思ったけれど、自分のご家庭持たれて、お子さんもいらっしゃって、ようやく着地された安定感、幸福が伝わってきました。