出産に立ち会う。
アメリカ人妊婦さんの通訳をやらせていただいていますが、先日、陣痛が来ました。
クリニックの助産婦さんから電話をいただきましたが、別の仕事で行けませんー と言ったら電話の向こうで固まっているのが感じられました。
とりあえず、夜、ちびっ子をおんぶして出かけると、すぐにLDRに入れてくれました。
子宮口は半分くらい開いていましたが、まだまだ。
だんなさんも到着していないので、そのままLDRにいることに。
助産師さんは隣のLDRにも妊婦さんがいるため、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。
しかしもう彼女は痛みの絶頂。
助産師さんのかわりにオイルで腰をさすったり、水を飲ませたり、先生を呼んだり。
そしてわたしは旦那さんが来ても、途中で
’帰る・・・’の一言を、言いそびれてしまいました・・・。
夜中の9時半になって、頭が見えてきました。 うへー ここからが長そうです。
何がつらいって、彼女が苦しそうなのを見るのがほんとにかわいそうで辛いです。
わたしもちびっ子を背中にしょったままなので、帰らねば、いやしかし今言えない・・・の繰り返しでしたが、夜中になりそうだったので、排臨寸前で退散しました。
ああ、見たかった。瞬間を。
結局2時間後に無事出産したようです。
他の人の出産を見ることって 仕事でもなければないですが、もうほぼ立ち会いしてしまいました。
素晴らしい経験でしたが、ひとつしみじみ思ったのが、
’男にはわからない、ぜったいわからない、産みの痛みは。’
ってこと。
腰をさするのも、そりゃー2時間もやれば疲れますが、あんたの奥さんはそれどころじゃないぞー!!!
とダンナさんに言ってやるとこでした(途中で疲れてきてしまった様子がみてとれた)。
男性のみなさんすみません。
でも、男が子ども産んだら、耐えられなくて死んじゃうんじゃないかと思いました。 はい。