文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)/ジャレド・ダイアモンド
2005年ピューリッツア賞受賞の著者による、当時のベストセラーだそうです。
著者のダイアモンド氏は、鳥類学、環境学、生物学・・・に大変詳しく、今まで文明が衰退してきた原因
(たとえばイースター島など)をさまざまな角度から考察しています。大変興味深く、ここまで多角的に文明の衰退についての考察をしてある本に出会ったことはありません。(というか、この手の本は読んだことがあまりなかったです)。
文明の崩壊を導く要因として、環境破壊、気候の変動、近隣の敵対集団、友好的な集団とのやりとり、環境問題への対処の仕方、などから イースター島、マヤ文明、などなどの 文明崩壊の原因を考察しています。
そのどれもが、生物学的、科学的な根拠を持って推察されています。
まだ上巻しかよめていません。ボリュームもあります。返却期限がきてしまったので駆け足で読んでしまいました。もったいない。
この本を読んでから、今世の中で起きている事柄をもう一度思いめぐらすと どうなるんだろうと思います。
自分が長い長い時間軸のほんの一瞬を生きているのだと思いました。