日本の「実力」/中西 輝政
ボスのおすすめで。
著者は京大の教授で、保守系の学者として知られているとのことです。
国家の力を心・技・体にたとえています。
心‐精神的要素 技‐国家戦略、インテリジェンスの部分 体‐物理的な力を含めた国の体力。軍事力や経済力、システムなど。
今までは体の部分ばかり重んじているが、技、心の部分がないがしろになりすぎている、という主張です。
そしてその ’心’の部分は聖徳太子の憲法17条や日本書紀などから考察される日本人の伝統と特徴を堅固にし、その上に天皇制を中心とした国づくりをするべきであると論じています。
賛同する部分もあるし、ん〜、抵抗を感じるという箇所も多くありましたが、右寄り、保守系の方の考え方を知るのには 初心者にも簡単に読めるようにかかれてあるのでいいかもしれません。
いろいろなジャンルの本を読んでみたいと思います。
私にとって新しい視点でした。