本は、買わない。

図書館の本を取り寄せて読みまくりの巻

「知の衰退」からいかに脱出するか?/大前研一

「知の衰退」からいかに脱出するか?/大前研一
オットセレクト。
遅ればせながら オットの中でちょっと大前研一ブームが到来したそうです。
なんだか嫌いだったけど まーわるくねーじゃん、だとのことで。

これが★★★★なのは、内容ももちろんですが、日々私が感じる日本における人生、特に子どもの教育を考える親として、心配(というか絶望に近い)な事柄が列記されていたからです。

こういう手のものを読んだことのない親たる方々に入門書的に読める本に思えます。


内容はいかに日本人が考えないか、危機感がないか。井の中の蛙か。という内容と、それを回避するために個人としてはどのようにしていくべきか、というような内容。国家としては、という提言もありますが、なんだかもう見放し気味な感じですね。

わが家は、こどもを公立に通わせる予定なのですが、このままじゃ日本は国としてもやばいなーと思いつつ、じゃ、個人として、と思うと、考えてしまいます、と言う経験をここ最近よくしています。


教育委員会や公務員の方々と接触する機会がありましたが・・・みなさん人柄としては素晴らしいとは思うのですが、社会に一度も出ずにずーっと学校で教えられているわけで。

社会というか、世間とのズレ、を感じることがとても多かったのです。

えー こんなところで子どもを育てたら、世界はおろか日本の弱肉強食社会で子どもはどうSurviveするのよ、と思っていましたが。


‐‐‐そういう教育は家庭でやれ。というのが大前氏のススメであります。というか、そんなこと、学校まかせにしてはいけないですね。そもそも。


国をあげて教育に力をいれるべきだと思いますが、政府はそこまで(っていうかそこ大事だけど!)頭まわらないみたいなので、親がやらねばならないでしょう。

ところで、この本を読むときにも、’ほんとに・・・それってホント?’と考えながら読むといいです。

というか、必須です。


そういう読み方をすることからはじめなくちゃいけませんねー。