本は、買わない。

図書館の本を取り寄せて読みまくりの巻

国家は僕らをまもらない―愛と自由の憲法論 (朝日新書 39)/田村 理

国家は僕らをまもらない―愛と自由の憲法論 (朝日新書 39)/田村 理

図書館でたまたま。 タイトルをみて ”おー、そうだそうだー” と。 

検察によるデータ改ざん事件の直後ですのでシラー


憲法論を イチローパタリロ、木村拓也演じるHEROの久利生検事、ゆず・・・などを例に出して、論じています。

とっても 読みやすいです。


法学者で、大学の先生である著者が、読者に 少しでも、 ”ん?” という、とっかかりを感じてもらいたいという苦労と工夫がとにかく伝わります。 それだけはまちがいないグッド! 

それだけこのテーマ、問いを世に投げかけたいということでしょうか。

大多数の国民は国家に”幸福”を規定してもらいたがっている、という話は そーだろうなー、と思います。楽ちんですから、平時は。しかしそのリスクは推して知るべし


”大切な人の死を正当化しないできた多くの人のやせ我慢こそ、60年間戦争をしないで済んだ、今日の豊かな出平和な日本の礎である”


自分の頭で考えられること、信じたことを信じて行動すること。 そういう強さを持ちたいと願います。