生活設計をガラリと変えるフロー型発想のススメ/辰巳 渚
タイトルに惹かれて。
捨てる!技術で有名になった著者、辰巳さんの本です。
主役はストック夫人とフロー夫人の二人。
いくつかのテーマ・・・たとえば家を買うことについて、車を持つことについて、買い物について、などを設定し、
ストックさんとフローさんそれぞれが考えを述べ、なぜ自分が現在の選択をしたのか、読者にかたってくれるという設定です。
今の時代の流れは、モノを獲得し、自分のものとする ”ストック型”の時代から、ある特定物以外は パブリックで共有する、という ”フロー型”の時代に変わりつつあるのではないか
で、私たちはどうしたらいいと思う?という問題提起を、ストックさんとフローさんの二人を通して私たちになげかけてくれます。
なんとなくそういう時代の流れ、というものを感じてはいますが、ぼんやりした流れ的なものがこうしてはっきり書かれているものに出会うと なんとなくちょっと嬉しく感じます。
ただ、内容的には特に新しい!と感じるものはあまりありませんでしたが、こういう形の提案の仕方、読ませ方は読者には入り込みやすくていいな、と感じました。