明日のリーダーのために (文春新書)
ボスにお借りしました。
国鉄民営化のけん引役であった、現JR東海会長、葛西敬之会長の著書です。
強力なリーダシップを発揮して 巨大な組織の身を切り、分解して、新たな血流を巡らせるには それこそ
刺されて死ぬ覚悟でないと ”形だけやっただけ” になるか、またはそれすらも果たせない、その気迫が伝わってきます。
また、つい先日、葛西会長のお話を聞く機会 を得ました。
内容は本書に譲るとして・・・このような強烈なリーダーシップを持って 今の日本をけん引できる人はいるかと考えてしまいます。
本書では、国鉄民営化のプロセスをたどりながらリーダーの資質について、またそれをどのように伸ばしていくか、 主に述べられています。
私にとって、直接役に立つことはないかもしれませんが、先頭に立つ人がどのような考えを持っているか、知るにはいい本でした。
最後におすすめの本のリストが載っています(恋愛小説もあり)。
やはり歴史物は読まなくてはいけませんね。
長期的な展望、強い意志を持って、道なき道を行く。
この覚悟がリーダーだけでなく、市井の人々にも必要な時代が来たのだ・・・と思う今日このごろです。