How will you measure your life?
Harvard Business Review という 有名な学術雑誌に How will you measure your life?
という論文が掲載されている、というので 読んでみました。
著者はHBSの教授で、著名な経済学者です。
ハーバードの学生に、とあるクラスで ”今まで教えてきたマネジメント理論を自分自身に適用してみてみるとどうなるか”と質問したそうです。
1.どうしたら確実にこのキャリアで幸せになれると確信できるか
2.どのようにしたら配偶者と家族が何時も確実に幸福の源泉となっている、といえるようにできるのか
3.どうしたら確実に牢屋に入らずに過ごせるであろうか
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時間は限られているから、時間とエネルギーの配分をするべし、
家族にはCulture、“文化”があり、それは勝手には育たないし時間もかかるので、はやくから開始すべし・・・等々。
面白いなというか、ははあ、と思ったのは、学生時代の彼のエピソード。 質問3.に関連するものです。
彼は大変宗教的な人で、日曜はバスケットボールはプレイしないと16のころから決めて、それをずっと守っていたそうです。
大学生になり、かなりの活躍をし、ある優勝決定戦が日曜日に行われることが決まりました。
彼は大変悩みます。
コーチや友人は、”一日だけなんだから” といいますし、彼も大変重要なポジションにいたので 心は揺れます。
が、結局彼は プレイをしないことを選びます。
このことは大変大きな経験だったそうです。
”一回だけならいいだろう”
が、道を狂わせる。 (HBSでの彼の同級生のうち、数人は刑務所で過ごしているそうです)
決まりごとは100パーセント守った方が、98パーセント守るよりも簡単。
なんだか納得しませんか。
マネジメント理論云々の難しーい英語はぱぱっと流し読みしてしまいました。
私のような超素人ではなく、経営をかじった人ならもっとリアリティ持って読めるんだろうなーと思います。
この金融危機、スーパーエリート学生さんたちにも、一歩立ち止まってライフプラン(キャリアプランより大事)について考える機会を与えることになったのでしょうね。
そして最後には ”Humility" 謙遜について。
謙遜な態度の人間の特徴のひとつに 自尊心の高さ、があげられる、と。
長くなりすぎたので、このあたりでストップしておきますが、大きな図書館なら、この雑誌は読めると思います。
オンラインでも。6ページくらいの短いものです。
ちなみに、くれぐれも、私の記事は おもいっきり ”バケラッタ訳”ですのであしからずーーー。