ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) 新潮文庫/塩野 七生
ボスの書棚より お借りしています。
タイトル通り、 あのローマ帝国は ”一日にして成らなかった”。
これを読み、歴史を学ぶことが、今後世界や日本をどう動かしていくとよいか、について、考える一つののきっかけを得られるのではないでしょうか。
そのきっかけ、とっかかり、問いをたてることに大いに役立つと思います。
とてもユニークな文体が特徴。
小説でもなく、ドキュメンタリでもない。
歴史家が語るのに、自分の考察も入って、読者をうまく誘ってくれます。
これは文庫版ですが、文庫版というのはミソです。
軽く薄めで、電車の中、片手でも負担なく読めます。中身は濃いのに、本は薄い。
重々しい本を読むのに慣れていなければ、読み応えとともに読んだという達成感(?)も得られます。
今夜は2冊目、下巻。
書き手は塩野七生さん、アルマーニのスーツをおしゃれに着崩す かっこいい女性です。