小心者的幸福論/雨宮処凛
元右翼の活動をしていて、ゴスロリの格好で、反貧困闘争(言い方に御弊があるかもしれません 詳しくは彼女の著書を)で有名な、雨宮処凛さん。
これは近所の書店とカフェが一体化した場所で読みました。
小心者=生きづらい。
小心者だから、いつもびくびく。外に一歩出ればドキドキ。こんな自分は幸せになることは非常に困難であった・・・はずの著者が、30代を超えて、どのように少しずつ幸福になる術(ほんとに術なんです)を得ていったか、というエッセイ。
・極力、人に好かれないようにする。好かれるようにする労力がとにかく大変すぎる。
また、第一印象が悪すぎれば、ちょっと挨拶した程度で ”うわー いい人だったんだ”と言ってもらえる
・自分の嫌いなことは一切しない‐しなければ不幸な状態からは逃れられる
・自分よりちょっと自信のない人と付き合うと、 すごーいと言われて楽。
または、全く比較にならない位強い人と付き合う。あとは、必ず自分を裏切らないと信じられる相手。
・年をとれば説教されなくて済む。
などなど。
積極的な策も、そうでないと捉えられる策もありですが、たしかになーと思うところもあるし、
なにより 身を切って書いている感じがするなーとも思いました(著者によると、”生き恥をさらすのが仕事”だそうです)。