超格差社会・韓国 (扶桑社新書 56)/九鬼 太郎
新書というのは雑誌のようなもので、その時代の旬な出来事を切り取って見せてくれる、とても手軽で勉強になるものです。
これは韓国の格差社会についてのレポートです。日本の社員と社長の年収の差は10倍ですが、韓国は100倍だそうです。
紙面で特に割かれていたのが教育についてでした。
熾烈な競争で知られる韓国ですが、小学生から夜中の10時過ぎまで塾は当然。
部活なんてとんでもないそうです。
良い塾の近くの不動産は上昇する、子どもたちの迎えに出る親たちでコーヒー屋も繁盛する・・・。
その裏にはエリートでもいつ転落するかわからない大人社会の競争と、その背景である財閥による経済体系があります。
日本の今と将来も考えさせられ、興味深いです!