悪あがきのすすめ (岩波新書)/辛 淑玉
彼女の著書を初めて読みました。
’敵をやっつけるときは、最初から一番強い奴に向かっていくのが最も効果的’
いちいち弱い相手~戦っていったんでは、最後にたどりつくまでにつかれちゃう。 なるほどー。
理不尽な、強者による弱者いじめをゆるさない、世の中の納得いかないことに声を大にして悪あがきしつづけるススメ。
よみおわったばかりで何、っていえないけれど、差別をまともに食らって生きていること、がぐわんと伝わってくる感じがしました。
悪あがきしていても、ひとりじゃないんだ、と
いじめっ子にたった一人向かっていっていた彼女が転校する時、何人ものいじめられっ子達が ’行かないで’と、家に閉じ込めてまでも止めてきた、あ、 ひとりじゃなかったんだと 思ったというエピソード、心に残りました。