高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院/水月 昭道
オットが借りてきました。
私は昔読んだことがありましたがもう一度。
ざっくり書くと、
将来の少子化で学生が少なくなる⇒自分自身または出身校の院生の就職先の確保をしたくなる(著者は文部省と一流校の策略のように書いていますが)⇒大学院の設置基準をゆるめて、いままで院をもっていなかった大学に大学院を設置させる⇒就職先確保!
まではよかったのでしょうが、今度はその一流どころでない大学院を卒業した学生の行き場がない、という話です。
博士をとってしまったものの、残ったものは借金とプライド、みたいな感じに陥るケースもあるようです。
大学院に残るなら、教員免許は取っておく、とか、どんな仕事してでもいいからやりたいんだ、とか覚悟がいるのかもしれませんね。