知的複眼思考法/苅谷 剛彦
仕事の中で存在を知った本。図書館にありました。
著者は大学の先生です。
学生とのやりとりのなかで、これは・・・と思って書かれたのだと思います。
批判的に読書する(責めるわけではなく、前提を疑ってみる)方法や 問いのたて方。
たいてい自分の立場や、常識、と呼ばれている事柄から物事を見るのが常ですが、
一方方向からの見方ではなくて、さまざまな方向から事象にあたる 具体的な方法が書いてあります。
レポート、論文書き、はたまた会社でのプレゼンの組み立て方など、応用が可能だと思います。
本を読むときも、著者の意図はどこにあるかを思いながら読むだけでも違ってくると思いますし、
物事を検討する時の検討の方法が具体的です。
常識、とか ステレオタイプ、とかに飲み込まれて、日々思考停止に陥っていたんじゃないか・・・思いました。